chronic life

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「ヘリオテロリズム」Vol.2/感想

と云う訳で、はてなで書いた感想を纏めました。最近めっきり小説の感想の書き方が判らなくなってしまった人間の戯言ですので、生温かい眼でご覧下さい。

各執筆者へのリンク等はこちらを参照。

★MESSAGE/三澤未来

いい話ですね。いい話苦手なんだよなぁ、俺。特に小説だと。ミステリーではあっても、謎解き小説ではないって感じでしょうか。これを最初に持って来るそらけいさんが憎い(褒めてます)。

アブラクサスの狭間/小田牧央

ヴィジュアルを描けるかどうかが勝負だと想うのですが、正直全然画が浮かんでこなくて、前半はかなり苦戦しました。動機とか犯人とかは好みなんですけどねぇ。再読します。

★OUTSIDERS/キセン

面白いですね。これまで僕が読んだキセン君の小説の中で、一番面白いと想いました。こういう設定と云うか、構成自体が好きってのもありますけどね。固有名詞に苦心の程が窺えます。

★キャベたまたんてい はらぺこライオンじけん/近田鳶迩

良かったです。本家『キャベたまたんてい』も面白そう。多分ですけど、僕生涯で児童向けミステリーって一冊も読んだことなくて、ある意味初体験でした。狙ってると想いますけど、ピーマンで肉ってところとか巧いですよね。

★愛なき世界/いづる

自分の心と云うか、人生を雑巾のように振り絞って書かれた小説が好きです。そういう意味でこの小説には、惹かれる部分がある。雰囲気はいいし、文章も悪くない。けど、後何か一押し欲しい。偉そうですけど、いづるさんには期待してるので。

★密閉教室考・改~コーダについて私見/根子

恥ずかしながら『密閉教室』を読んでないんで、何も云えないっス。読みたくはなりました。云い付け通り、図書館で借りて来ましょうかね。読みたい比重としては、本篇よりコーダの方が重いですけど(笑)。

★宇宙探偵ザイザー7の事件簿 セピアブルー過去発掘場第三ゲート(第一回)/松本楽志

ホラーが些か苦手だった私としては、初めて「ヘリテロ」に載った楽志さんの小説を心から楽しめた気がします。今のところですが、事件らしい事件が何も起きてないのも僕好み。この調子のまま終わったら笑うなぁ。続きが気になります。

★#4「君は僕に語りかける(上)」/丼原ザ★ボン

自作。自作についてはもう厭と云う程書いたので、ここでは客観的な視点から。改めて読んでみると、粗ばかりが眼に付いて仕方なかった。しかも、こんなところで終わらせるか?って感じだし。因みにちゃんと終わるかどうかは、僕が一番不安です。

★メタ探偵の溜息 前篇/秋山真琴

秋山さんの小説は、何時も一体何処に着地するのか全く判らなくて、それが楽しみなような不安なような、何とも云えない気持ちにさせてくれます。本当、『JOJO』なしでこれを書くと云うのは凄いと云うか何と云うか。続きが気になります。

★輪唱ラヴソング(二)/曽良

今のところ、Vol.2のベストかなぁ。連載だし、未だ未だ話の途中なんだけど、好きなんですよねぇ。徐々に不穏な空気が流れてきて、益々いい感じです。台詞と地の文のバランスがいいですよねぇ。見習いたいです。勿論、続きが気になります。

★春・土手/高橋百三

いい意味で緩いと云うか温かいと云うか、夕焼けが眼に優しい、みたいな。目次のキャッチコピーに「実話を元にした」と書かれていたけれど、本当に自分が子供の頃にもこんなことがあったような気がする。けど、僕にはとても書けないなぁ。

★07082045[性愛の発見]/素晴城路安

こ、これは……! この展開は凄いですねぇ。強引っちゃあ強引なんだけど、何か妙に納得させられてしまった。Vol.2の裏ベスト裏ベストって変な言葉だなぁ)。因みに作者名は「すばらぎ・みちやす」と読むそうです。僕にはとても書けないなぁ。

★みつけ鳥/鈴木知友

巧いですよねぇ、本当。語り口が憎いですよ。色んな方からの批判や嘲笑を覚悟して書くと、乙一っぽいなぁと。的外れだなぁ。よく考えると、何か無性に怖い話のような気がして来た。恐るべし。僕にはとても書けないなぁ。