chronic life

I can (not) have relations.

「ヘリオテロリズム」Vol.2/感想/短篇小説

分割感想最後です。いやー、ヴォリュームあったなぁ、今回は。

春・土手/高橋百三

いい意味で緩いと云うか温かいと云うか、夕焼けが眼に優しい、みたいな。目次のキャッチコピーに「実話を元にした」と書かれていたけれど、本当に自分が子供の頃にもこんなことがあったような気がする。けど、僕にはとても書けないなぁ。

07082045[性愛の発見]/素晴城路安

こ、これは……! この展開は凄いですねぇ。強引っちゃあ強引なんだけど、何か妙に納得させられてしまった。Vol.2の裏ベスト裏ベストって変な言葉だなぁ)。因みに作者名は「すばらぎ・みちやす」と読むそうです。僕にはとても書けないなぁ。

みつけ鳥/鈴木知友

巧いですよねぇ、本当。語り口が憎いですよ。色んな方からの批判や嘲笑を覚悟して書くと、乙一っぽいなぁと。的外れだなぁ。よく考えると、何か無性に怖い話のような気がして来た。恐るべし。僕にはとても書けないなぁ。

と云う訳で

本家の方に纏めておきました。
http://blog.livedoor.jp/thebomb/archives/18737076.html
「僕にはとても書けない」ってのは、最上級の褒め言葉ですので、念のため。