chronic life

I can (not) have relations.

05冬クールドラマアワード

以下雑感。
今クールは助演のお二人――内野さんと市川由衣ちゃんに尽きるだろう。この二人は本当に素晴らしかった。作中の人物が、実に生き生きとしていた。作品的にも『H2』と『不機嫌なジーン』の二人勝ちだった感じ。この二作品が最後までデッドヒートを繰り広げていて、最終回で鼻の差『H2』が抜き去ったかな、と云った印象。同じく最終回で大いに株を上げたのが『金八』で、もう3位は『Mの悲劇』で決まりだろうと想っていたところに、あの3時間SP*1でやられた。個人賞で取り上げられないのが残念だけれど、伸太郎役の濱田岳君が非常に良かった。と云うか、『ひとりぼっちの君に』のあの子が、こんなに大きくなっているとは。時の流れと云うのは……。
上記の通り、助演の二賞はすんなりと決まった。次点の二人(岡田・長澤)も、各作品において独特の存在感を出していた点を評価したい。主演女優賞についても、個人的には至極順当な結果と感じている。両者とも、看板女優の風格を感じさせる出来栄え。
主演男優賞と新人賞は結構悩んで、該当者なしにしても良かったのだけど、折角なので一応挙げてみた。この二賞については、今回はそれ程突出した存在はいなかったかなぁ、と云うのが本音。新人賞の該当枠と云うのが、何だか曖昧な気がしないでもないが。
その他各賞については、挙げた通りです。主題歌賞はギリギリまで「キミがいる」と悩んだが、作品とのマッチングも含め「over...」で。特別賞の『ごくせん』は、高視聴率の栄誉を讃えて、と云うことで。
総評としては、最初にも書いた通り作品賞上位二作品及び、両助演賞のお二方の輝きが非常に栄えるクールとなった。このような良作が1クールに1本でもあれば、僕は未だ未だドラマを諦めないだろう。次のクールは期待作が多いので、今から楽しみでならない。

追記

こっそり、演出賞を『H2』から『不機嫌なジーン』に変更。って、ここに書いたらこっそりにならないけど。『H2』の場合は、演出と云うよりも寧ろ役者の演技自体が光っていたと想うので、より演出的遊び心に溢れていた『不機嫌なジーン』に変えます。いや、遊び心の云う意味でも、かなり熾烈な争いの両作品ではあるのだが……。うーん、悩むところだ。

*1:番組自体は4時間