chronic life

地下室の屋根裏部屋で

拝啓、父上様/最終回

いやー、最後の最後まで本当に素晴らしかったですね。改めて、倉本聰の底力と云うか、地力の凄さを見せ付けられたな、と。敢えて、今の坂下がなくなった後までは描かず、リアルタイムにシンクロするような地点で終わったのも、実に良かったと想います。リドル・ストーリーとかって訳じゃないけど、観ている側がその先を考えられる余地を残して終わる辺りが、とても印象的でした。キャストも皆さん本当にハマり役で、特に雪乃ちゃんは全篇に渡って素晴らしかったですね。八千草さん演じる女将さんも捨て難いんですが、個人的には高島さんに1月クールの最優秀助演女優賞を差し上げたいと想います。ドラマ全体としても、毎週一番楽しみで最も好きな作品でした。