読了。大変興味深く、示唆に富んだ文章ばかりで、しっかり堪能させていただきました。ネタバレ満開(正に、百花繚乱と云う言葉がよく似合う)なので、古典を殆ど読んでない身としては如何なものかと想いましたが、端から読む気がないもんだから、そこはあまり気にならず。実際、何冊か原典を当たりたくなる作品もあったので、気が向けば読もうとは想いますが、何時になることやら。単純に、こんなに面白いミステリー評論を読んだのは、かなり久し振りのような気がします。勿論、僕の読んでいる絶対量が少ないと云うのもありますがね。もう少し安ければ、ちゃんと買って自分の手元に置いておきたいのですが……。
表紙も格好良いが、中のレイアウトもかなり格好良い。中表紙とか、震えが来そうな程。
- 作者: 千街晶之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2003/11/18
- メディア: 単行本
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