chronic life

I can (not) have relations.

久方振りに

スーツと云うものに、袖を通してみました。かなり、ヤバいかも? 昔はベストスーツドレッサーを掻っ攫った僕だと云うのに、今ではすっかりスーツが恐い。スーツとは、社会の、仕事の、大人の象徴なのです! 僕が最も憧れていたと同時に、最も忌み嫌っていた世界の先鋭。それを身に纏う僕……。全身に寒気が走り、今直ぐ脱ぎ去ってしまいたい気分。でも、そんなこと出来ない。いや、本当は出来るんだけど、したくない。もう、負けたくないんだ、自分自身に! だから、僕はこのまま近くのコンビニに行くことにします。職場迄は程遠いけど、スーツ姿で外に出るなんて、人前を歩くなんて、一体何箇月振りのことだろうか? それだけでも、大いなる進歩だと僕は想う。
是は――僕の、僕に因る、僕の為の未来への供物なのです。
せめてもの抵抗として、ネクタイは喪服用の黒ネクタイ! はっはっは〜♪