chronic life

I can (not) have relations.

やばっ(汗

最近、引越しの為に押入れの段ボールに入っている本を整理しようと、一寸手を出し始めているのだが、今日は想わぬ敵に翻弄されてしまった。その名は――『金田一少年の事件簿』。もう多分読み返すことは無いだろうと、処分の方に分類したのだが、どうしても惜しくなって、最後に一回だけ読もうと云う気になり、すっかり作業は中断。参った参った。
しかし今にして想えば、この作品こそが、市川崑版『犬神家の一族』で芽を蒔かれた僕のミステリースピリッツに、花を咲かせたと云うことは、疑いようの無い事実である。例えば、僕が初めて中井英夫の『虚無への供物』と云う作品を知ったのは、このコミックの公式ガイドブックに推薦の文章が載っていたからだ。今にして想えば、何とも暗示的と云えなくも無い。
さて、そろそろ一冊百選の文章に取り掛からなくては――と、少しだけ前振り。先に、書影だけうpしときます(笑)。