かなり乗り遅れてはいますが、先月号の『群像』に掲載された「新人15人短篇競作」をこれから少しずつ読んでいって、その日に読んだ分について一作毎に何か短めに書いていこうと想っています。いつも通り、「感想」でも「書評」でもないので、「何か」としか表現しようがないのが、微妙に歯痒い気もしますが。
このたびはとんだことで/桜庭一樹
と云う訳で、仕切り直して桜庭さんの作品について。桜庭さんの小説自体、そんなに数は読んでいないんですが、特に短篇はこの作品が(多分)初めてで、正直「桜庭一樹、こんなのも書けるんだ」と、ちょっと驚きました。この設定で、色々と周囲の環境や取り囲む人物が異なる連作短篇集とかあっても、結構アリかな、と想いました。滑り出し上々、と云ったところで。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/07
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