凄い。凄い凄い凄い凄い。読みながら、あまりの面白さに躰が震えた。叫んだ。泣きそうになった。こんなに素晴らしい小説が、この世に存在していたとは……。茫然とすると同時に、深く底知れない感動を覚える。こんなに面白い小説を内包した、世界そのものに対する感動である。この一冊の存在だけで、今のこの世界を肯定しようと云う気になってくる。それほどまでに、打ちのめされた。完全無欠に、最高だ。有難う、世界。有難う、小説。そして有難う、小林恭二。
- 作者: 小林恭二
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1988/11
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (10件) を見る