いい感じに原作のことを忘れているので、細かいところでこの先どうなるか、結構ドキドキしながら観れました。雪穂の葛藤の辺りとか、結構良かったと想いますし。ただ、第四回を観終わって最も痛感したのは、連ドラにしても尚、これだけテンポを出さなければストーリーが追えないほどの内容が詰め込まれた、原作の豊饒さです。亮司と雪穂の内面に大きく踏み込む構成にしたこと自体はいいと想うのですが、それによってそれ以外の登場人物の描写が、本当に最低限になっているのが少々気に掛かる。今回で云えば、友彦や奈美江についてもっと深く描けていれば、後半のカタルシスがより強力になったと想うのだが……。まぁ、完全にメイン二人のドラマになっているので、そういう意味では概ね満足してます、はぁい。