読了。キム・ギドク監督による同題映画のノベライズ。恐らく、ノベライゼーションしたのが津原泰水でなければ、手に取ることさえなかったと想います。因みに映画は未見なので、オリジナルとどこがどれだけどんな風に違うのかは、よく判りませんが。ま、それはさておき。中身と云うか内容については、視覚効果的に印象深いところが多々あって、きっと映像を観たら美しいんだろうなぁ、と想いました。特にこの小説では「エピローグ」に当たるところなんか、映画では一体どんな描かれ方をしているのか、かなり興味を惹かれました。出来れば近い内に、映画の方も観てみたいです。それと今更だけれど、津原さんは本当に文章が巧いなぁ、と云うのが改めて実感出来る一冊でもありました。

- 作者: 津原泰水,キム・ギドク(原案・脚本)
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2005/05/26
- メディア: 単行本
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