chronic life

地下室の屋根裏部屋で

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ストロベリーショートケイクス

「希望は売り切れですか……」 原作・魚喃キリコ、監督・矢崎仁司、脚本・狗飼恭子。 僕が元々この映画に興味を持った発端は、「保坂和志が出ているから」と云う非常に邪道な動機だった訳ですが、観終ってみれば全然そんなことは気にならない、とても素晴らし…

告知

明日、10月8日(日)の夜に、初「ねとらじ」やります。とは云っても、id:yoakero君のお宅に遊びに行って、よっちゃんのラジオにゲスト的に出演するつもりなので、詳しい開始時間などは、上記のよっちゃんのはてなでご確認下さい。恐らく何の実りもないとは想…

新刊書店

文藝 2006年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2006/10/07 メディア: 雑誌 クリック: 4回 この商品を含むブログ (39件) を見る 人のセックスを笑うな (河出文庫) 作者: 山崎ナオコーラ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2006/10/0…

うつうつひでお日記/吾妻ひでお/角川書店

あれ、全然駄目じゃない! ちゃんと仕事はしつつ、ほぼ毎日外出もしているし三食食べてもいる。その上、しっかりTV鑑賞も読書もしていて、全くもって羨ましい。「羨ましい」と云う言葉が不適切ならば、「真っ当だ」と云い換えてもいい。その方が、余計に誤解…

ウロボロスの純正音律/竹本健治/講談社

――などと、責任の重さをますますずっしりと肩に感じるのではあるが、それが結局のところ、あまり気負いやプレッシャーに繋がらないところが、僕の長所でもあり、欠点でもあるのだろう。(p.47) やってくれたな、竹本さん――。 と云うのが、読後の率直な一言…

空中庭園

原作となった小説を読んだ時も、冷静に考えてみれば凄い話だなぁとは想っていたんですが、こうやって映画になって二時間弱に凝縮されると、更にドラマティックさが増しますね。まぁ、終盤の「血の雨」の演出はちょっとやり過ぎだったような気もしますが、そ…

新刊書店

セーラー服と機関銃 (角川文庫) 作者: 赤川次郎 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2006/09/15 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (40件) を見る セーラー服と機関銃・その後――卒業―― (角川文庫) 作者: 赤川次郎 出版社/メーカ…

アンフェア the special コード・ブレーキング―暗号解読

正直、個人的には今回のSPでもう結構満足かなぁ。安本さんの語っていたことが真実なら、連ドラ終了時に僕が最も気掛かりだった雪平の父親の死の真相も判明したし、連ドラのラストカットからの流れもちゃんと活きた。それに、これ以上無駄に話を大きくしてし…

深呼吸の必要

長澤まさみ補完計画、或いは『涙そうそう』を観る前の沖縄事前対策、と云う訳でもないのですが、前々からキャストの並びが面白そうだなぁとは想っていたので、ほんの軽い気持ちで観てみました。で、一言で云うと、僕はこういうの大好きです。汗を流して働い…

ブラバン/津原泰水/バジリコ

「僕には両方を弾く権利があります。人間あした死ぬかもわからんのに、未来があるかどうかわからんのに、二つの楽器を練習することも許されんのですか」(p.209-210) 「同じことじゃ思うで。俺はたぶん、何かが終わっていく感じが嫌いなんよ。どうように下…