chronic life

I can (not) have relations.

嫌われ松子の一生

祝!中谷美紀、第30回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞記念と云うことで、昨年愛蔵版のDVDを購入して以来、なかなか観る機会のなかった本作を、本篇二回*1と映像特典を続けて鑑賞致しました。もうね、やっぱり素晴らしいですね、これは。観ていて、想わず「俺、このシーンが一番好きだなぁ」と呟いてしまうところが、何箇所もありましたから。主演の中谷さんは本当に凄かったし、瑛太君を始めとしたそれ以外のキャストも全員好演していて、そんな中でも今回は特に、松子の弟・紀夫役を演じた香川さんと、自称「太宰治の生まれ変わり」である八女川を演じた宮藤さんが印象に残りました。原作やらその続篇やら関連書籍やら連ドラ版やらを浴びるように読んだり観たりした後でも、やっぱりこの映画版が一番面白かったかなぁ、と。また、気分が落ち込んだ時にでも観たいと想います。

*1:内一回はコメンタリー付き