chronic life

I can (not) have relations.

黒い太陽/第七回

壮絶!の一言に尽きますね。ただ今回は、立花と藤堂の争いと云うよりも、主に控え室におけるキャスト同士の女の攻防が凄いことになっておりました。特に、千鶴と久美子が同日に立花の店「レッドフェニックス」に入店してからは、もう本当に大変。要は、立花を中心に据えた愛憎劇ではあるんだろうけれど、これだけ濃いものを見せ付けられたら、普通に「好きだ」「嫌いだ」とか云ってるだけのラヴストーリーでは、とても満足出来なくなってきてしまいますよ。とりわけ、これまで一年間ずっと立花を支え続け、一緒に泥水を啜る想いをしてきた笑子が、不憫で不憫で……。さっき、軽々しく「立花の店」と書いてしまったけれど、資金とかそういう面から考えると、寧ろ笑子の方が権利を主張してもいいくらいなのに、このまま本当に店を去ることになってしまったら、あまりにも救いがないではありませんか。奈緒はまだしも、千鶴や久美子には、立花への想いはあれど、笑子に対する悪意とかはそれほどないだろうに。あーあ、もう本当にやり切れない。そこまでして藤堂に勝ちたいのか、立花は。とか何とか想っていたら、藤堂の方も本気で立花を潰しに掛かるようで、或いは「レッドフェニックス」の向かいの店に笑子が移籍する、なんてダークな展開もあったりして。いや、判んないけど。で、これまでずっと薄く伏線を張っていた久美子が、遂に夜の世界へ。今回はまだ始めたばかりでぎこちない感じだったけれど、経験さえ積めば千鶴以上に稼げるようになれると想うんだよなぁ、神崎じゃないけど。そんなこんなで、次週はもう最終回。どんなラストになるかは判りませんが、これだけ面白いんだし、この枠にもよく合っているから、是非続篇が出来そうな終わり方にしてくれると嬉しいな、と想います。まぁ、難しいような気はしますが。