chronic life

I can (not) have relations.

マイ★ボス マイ★ヒーロー/第八回


お前ら皆、大好きだコノヤロー!


24時間テレビ』で一週空いたので、前回の分を直前に観返してから続けて観たんですが、これが実に素晴らしかった。麗しいまでに美しく、絶妙に「青春」のネガとポジを描いていて、映画館なんかに行かなくても、こんなに豊饒な「青春」が今ここに溢れているではないか!と、一人で息巻いておりました。目安箱に入っていた四枚の意見の最初の一文字ずつを合わせて「おンが熊」→「おんがく」→「音楽」と発想していってバンドをやることになったり、桜なんとかが家に来た時に吐いてしまった嘘のせいで出来もしないドラムをやることになってしまったり(顔芸は既に神の領域)、楽譜の「♯」が黒井の「井」とは全く関係ないもんだと力説していたり(また、その「♯」が「半音上がる」と云う意味だと説明する時の表情と声が最高!)、和弥が用意したケーキの蝋燭が何気に28本だったりと、笑えるシーンも満載だったんですが、いい意味でまるで「青春」の上澄みだけを掬い取ったような涙と感動の部分も非常に良くて、そりゃあ観ているこっちまで「お前ら皆、大好きだコノヤロー!」ってなりますよ。そりゃあ、百合子先生だってマッキーと二人で「青春」をやり直す妄想とかしちゃうっつうの。って、百合子の青春のイメージ古くない? お前、幾つだよ! それと、他のクラスメイト達もそうだけど、今回は特にこれまで最も真喜男と距離を取っていた「キモロン毛君」こと諏訪部がかなり重要な存在だったと想う。マッキーに(文字通り)担がれて漸くバンドに参加したと云うのに、本番の時のあの機転の利きっぷりは一体何ですか! もう、あのワンシーンだけで一気に株が上がっちゃいましたよ。後はやっぱり、水島先生の教えがこれまでにも増して素晴らしかったですね。真喜男にとっては、3年A組を纏めることも大事だけれど、後々は関東鋭牙会も纏めていかなくちゃいけないと想っている訳ですから、そういう意味でも、あのシーンで語られていた内容は実に意義深いものだったな、と想いました。そして、水島先生はやはりボスと顔見知りなようで。一体どういう繋がりなのかは、杳として謎のままですが。一方、両想いだったのに結局、真喜男とはただの友達になってしまった梅村さんですが、お正月の写真を見る限りでは、桜なんとかと巧くいきそうな感じで、それはそれでアリかな、と。和弥もこれで一安心……って、最後の二分くらいで何だかとんでもないことになりそうな予感がしてきたんですけど。ラスボスは美喜男じゃなかったのか。あー、終わるなぁ。終わらないでくれー!