chronic life

地下室の屋根裏部屋で

冬のスフィンクス/飛鳥部勝則/東京創元社

読了。いやいやいや、飛鳥部ヤバいよ飛鳥部。やっぱやるんなら、これくらい徹底的にやらないとね。正直、かなりキてます。夢オチがどうしたとか、そんなレベルではない。ロマンですよ、ロマン。
夢、夢、夢……。一体どこまでが夢で、どこからが現実なのか。そもそも現実なんて存在していたのか? そんな世界でもやっぱり殺人なんかは起こる訳で、怪しい館にはちゃんと奇矯な住人がいたりして、想わず「探偵」とか名乗っちゃって、その後フォローするのが大変大変。そんな話……と云い切る訳にはとてもいかないけれど、ある一面は捉えていたりする(筈)。本当、飛鳥部さんは僕のツボを実に的確に突いてきますね。天晴れ。
こんだけ煽っといてあれなんですけど、やっぱり読者は選ぶんだろうなぁ、とも想った次第でして。僕はもう、どこまでも飛鳥部さんに付いて行こうと心に決めてますけど。
いや、まぁ、いつも以上に感想になってないですね、申し訳ない。

追記

ヴェロニカの鍵』借りました。