うーん、騙されたなぁ。『片眼の猿』の時と同様、かなり警戒しながら読み進めていたんですが、流石に凡ては読み通せなかったし、また素直に「やられた!」と感じたところもありました。倉阪さんの長篇を読むのはこの作品が初めてだったので、全体的にどういう作風なのかはよく判りませんが、この一作に限って云えば、個人的には飛鳥部勝則っぽいかな、と想いました。他にもこういう系統の作品があるのであれば読んでみたいんですが、どう探りを入れたら良いものやら……。誰かにお伺いを立てたいところです。
- 作者: 倉阪鬼一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (25件) を見る