chronic life

地下室の屋根裏部屋で

漸く……

『塗仏の宴 宴の始末』に取り掛かりました。サクサクと読み進められはするんだけど、そうは云っても絶対量が多いですから、中々先には行きません。何せ、200頁読んでも未だ1/5ですからね(笑)。そりゃあ、未だ主役(?)の中禅寺秋彦も出て来やしませんよ。トホホ。う〜ん、早くあの京極堂の蘊蓄の海に溺れ、雪崩に押し潰されたい――もとい、読みたいですな。
それにしても、本当に関口巽にはシンクロしっ放しの僕ですよ。猿以下だ、エテ公だと罵られていても、どうしても僕は彼に感情移入してしまいます。このまま救われないラストだったら、僕はどうしていたことだろうか? いや、未だ判らないか。文庫化に際して、内容に迄手が加えられているかも知れないし、清涼院流水御大のように(笑)。いやしかし、それだと『陰摩羅鬼の瑕』と繋がらないか。兎に角、早く読みましょう、はい。