chronic life

地下室の屋根裏部屋で

ニーチェ

「超人」。後にヒトラーの眼に留まり、「(ナチス的)選民思想」の礎を担うことになってしまう、ニーチェ哲学の基本的定義(語意に自信無い/笑)。しかし僕の私見では、ニーチェの述べている「超人」に関する文脈から察するに、それはほぼ「選民思想」とは対極に位置するものと想われる。つまり、ヒトラー(そしてナチス)は、ニーチェの思想を歪んだ形で無理矢理自分達の都合の良いように異形化し、ユダヤ人迫害から大量虐殺に繋がる「選民思想」に強引に接ぎ木したのだ。恐らくヒトラーは、真の意味でニーチェ哲学を理解してはなかったのだろう。勿論、今の僕だって、ニーチェ哲学の何たるかを語り得るだけの、知識も思考も備わっていない訳で、余り大きなことは云えないのだが、少なくとも僕はヒトラーのように、「超人」を持ち出して誰かを傷付けようとは想わない。それだけでも、ヒトラーよりはマシな気がする。
註:本文には、記述者の無知・愚考に因り、多分に誤記、錯誤、論理・文脈等の事実との差異が生じていると想われますが、要は今日から10月=神無月であると云う、ある種の駄洒落から派生した与太話ですので、内容に関する深刻且つ真摯な抗議・反論・意見その他については、応えかねることを此処で宣言しておきます。