面白く生きる術は心得ているつもりではあったが、そのほかに己が何をすべきか判然としなかった。「どうすべきか分からないときには、何もしない方が得策だ」とは、かのナポレオンの言葉である。そうやって何もしないでぶらぶらしているうちに、これはどうやら面白く生きるほかに何もすべきことはないようだという悟りを得た。(p.44-45)
「面白きことは良きことなり!」(p.313)
僕、多分ですけど狸なんじゃないかなぁ、と云う気がしてきました。まぁ、凡ては阿呆の血のしからしむるところと云うことで。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: 単行本
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