「(前略)すべての仕事は、人間の良心を麻痺させるために存在するんだよ。資本主義を生み出したのは、仕事に打ちこみ貯蓄を良しとするプロテスタンティズムだ。つまり、仕事とは宗教なのだよ。信仰の度合において、そこに明確な違いはない。そのことにみんな薄々気がついてはいるようだがね。誰もそれを直視したくはない」(p.220)
ネタバレ? ネタばらし? とにかく、そういう事態を招く恐れがあるので、続きははまぞうの下に隠しておきます(はまぞうから直接飛んできた人に効果がないのは、非常に致命的ではありますが)。
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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