chronic life

地下室の屋根裏部屋で

離婚弁護士Ⅱ〜ハンサムウーマン〜/第八回

取り敢えず、サトリュウ*1キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ! しかもマンションの前で視線を絡ませる三神と元彼・佑介。来週どうなるの、どうなっちゃうのー? と云うか、間宮先生と三神の展開が、ちょっと急過ぎじゃないですか? 折角これまで、あんなにじっくり*2やってきたのに。恋は突然嵐のように、って?*3
そうそう、今回メインだった、前々から伏線を張っていた絵里と娘(と高木)に関する案件は、別にそんなに珍しい展開とか驚くようなオチが待っていた訳じゃないけど、描き方が丁寧だったし、ちゃんと落ち着くトコに落ち着いて、結構良かったなぁ。最後の動物園のシーンの、和希が絵里に「大丈夫?」って訊くところも、普通にグッと来たし。
娘の絵が絵里じゃないってのは、まぁ考えるところですよね。絵のタッチに対して、腕時計がちょっと浮いてたし。けど、公園で高木の再婚相手の子供二人がペアルックだったのは、ちょっと手抜きじゃないかと想った。
で、ガチャガチャで出てくる動物が、出した当人に似てるってのが、案外皆嵌ってて。そう云えば、瀬戸さんってパンダに似てるよね(笑)。大介が山ほど買うのはまだ判るけど、保っちゃんまであんなに買ってるし。しかし、ラストのパンダでこんなに感動するとは想わなかった。って云うか、皆本当にいい人だなぁ。

*1:こんな略し方初めてした。佐藤隆太のこと

*2:タラタラ、とも云う

*3:バカにしてませんよ

曲がり角の彼女/第八回

面白ーい。かなり面白いですよ、これは。内容盛り沢山だったし、色々ストーリー的な動きも多かったし。これまでで一番だったかも、今回。そんな訳で、なつみと三宅君のことやえり子とシマケンのことにも触れたいけど、長くなりそうなので千春中心の話だけに止めておきます。
杏子先生の誕生日パーティのシーンなんか、完全に僕も一参加者として観てました。で、もし本当に自分があの場にいたとしたら、絶対面白いと想うんですよ。色んなこと知ってるから。そういう視聴者の素直な気持ちを、巧妙になつみが代弁してくれてて、この辺が本当に気持ち良かった。
で、その会場で特に面白かったのは、やはり堀内と甲本のバトル。と云うか、作ってる方としても観ている方としても、杏子先生の誕生日なんかはどうでも良くて、実際はこの二人と千春の絡みこそが観せたいものであり、観たいものな訳ですよ。よく判ってるなぁ、本当。お開きになった後、堀内が腕相撲に「態と負けた」と云ったのは、強ち嘘じゃないんだろうなぁ。あの負けた瞬間に、漸く堀内は完全に千春のことを吹っ切れたんだと想う。これから出番あんのかなぁ(笑)。
「事故」のようなキスを経て、遂に一線を越えてしまった千春と甲本。「しまった」と書いたけれど、これは大いなる前進だろう。二人にとっても、ドラマにとっても、勿論視聴者である我々にとっても。これまで積み重ねてきたそれぞれのキャラが実にいい味を出していたラヴシーンだった。「ムードも何もない」と茶化していたけれど、それが二人のいいトコじゃないか。巧くいって欲しいなぁ、この二人。色々と、障害が多そうだけど。堀内じゃないけど、僕もこの人達のこと「嫌いじゃない」から。

借り放題

美しい星 (新潮文庫)いざとなりゃ本ぐらい読むわよもっとも危険な読書殉教カテリナ車輪 (創元推理文庫)松浦純菜の静かな世界 (講談社ノベルス)
本当は、もう二冊借りるつもりでカウンターに持って行ったのですが、貸し出し数の上限が10冊までだったので、泣く泣く二冊は次の機会に。読めば読むほど、読みたい本が増えていくと云うのは、本当ですね。因みに後二冊も、高橋源一郎飛鳥部勝則でした。脊髄反応で動き過ぎです(笑)。

HEARTBEAT/小路幸也/東京創元社ミステリ・フロンティア

読了。素晴らしい。ヤバい。とっても切なくて、とってもいい話。それに、どこかで誰かが「『奇跡』の物語」と書いていたのも、素直に頷ける。『セカチュー』とか『いま会い』とか読んで感動している人がこの作品を読んだら、一体何と云うだろうか。この作品も是非、多くの人に読んで欲しいですね。場合によっては、映画化もいいかも知れない。画になるシーンも色々あるし。いや、僕は『セカチュー』も『いま会い』も好きですけどね*1
作品の持っている空気感と云うのが、読んでいて実に心地良い。内容的には時にハードな部分も出てくるのだが、それでも作品そのものの手触りは、何だか無性に優しいのだ。それでいて、読む手を止めさせてくれない、強い求心力を持っている。
そして、タイトルがあまりに秀逸過ぎる。このタイトル、このラスト……。ネタバレになってしまうので、あまり詳しいことは書けませんが、302頁の文字が途切れた後の余白を見て、何とも云えない気持ちになってしまいました。あー、堪能。

HEARTBEAT (ミステリ・フロンティア)

HEARTBEAT (ミステリ・フロンティア)

*1:原作は両方読んでないけど