chronic life

I can (not) have relations.

2017年1月の読書まとめ

 昨年12月から持ち越した『松本清張傑作短篇コレクション㊤』から始まり、今は『探偵の探偵Ⅱ』の半ば辺りです。なかなかペースが上がりませんね……。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1751ページ
ナイス数:10ナイス

松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)感想
「傑作短篇コレクション」のタイトルに違わず、どれも面白かったんですが、特に「理外の理」「捜査圏外の条件」「真贋の森」辺りが好みでした。『㊥』も近い内に。
読了日:1月3日 著者:松本清張
アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)感想
「純粋の活動愛好家と云うものが、若し奥山の覗き眼鏡やパノラマを見ていた子供達がその儘大きくなったものだとしたなら、彼等は最も懶惰な荒唐無稽を愛する品質の人間である筈だと思います」(p.576)
読み終えてしまうのが惜しく、ゆっくりゆっくり少しずつ浸るように頁を捲りました。
読了日:1月16日 著者:渡辺温
虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社ノベルス)虹の歯ブラシ 上木らいち発散 (講談社ノベルス)感想
素晴らしい! こういう真摯に巫山戯た作品が読みたくて、私は講談社ノベルスを手に取ったんだよなぁ、と云うことを思い出させてくれた。ラストもまた良し。
読了日:1月20日 著者:早坂吝
夜の淵をひと廻り夜の淵をひと廻り感想
bookaholic認定2016年度国内ミステリー1位。表題作を読んでいる間、『SPEC』のラストを想起していた。あの時の当麻と瀬文、そして朝倉のことを……。そう考えると、色々と辻褄が合うなぁ、とも。好みとしては「悪の家」がベストかな。如何にもドラマでありそうな導入の「新生」も良かった。
読了日:1月27日 著者:真藤順丈

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