chronic life

I can (not) have relations.

拝啓、父上様/第十回

いやー、やっぱ倉本先生最高だわ。多くの作品がまだ最終回を迎えていない現状ではありますが、冬クールの個人的ベスト1はもう決まりだなぁ。今回は特に、一平の父親問題と云う本筋は勿論のこと、それ以外の擽りの部分も非常に素晴らしかったです。女将さんが「キムタク」「ジャニーズの方針」「チェ・ジウ」「草磲剛」と畳み掛け、止めが竜さんの「韓国ドラマみたい話だな」ですもん。こんなの並の脚本家が書いたら、恐らくPとか周囲の色んな関係者から止められるか、仮にそのままやったとしても、きっと凄く安っぽくなってしまったと想うんですよ。けど、倉本先生の手に掛かるとそれが絶妙なバランスで笑いに繋がっていて、一平が本気で悩んだり葛藤したりして、女将さんや雪乃ちゃんや竜さんに対して真剣に詰め寄れば詰め寄るほど、その落差が面白くなるんですよねぇ。いやー、素晴らしい。また、ナオミがね、いいんですよ。態度が急変してしまった後の一平に対するリアクションと云うか、一連の対応がとても良かったと想います。あー、来週もう最終回かぁ。やっぱもう1クールやって欲しいなぁ。無理だけど。それくらい、終わってしまうのが名残惜しいです。坂下の建物が解体されるシーンとか、マジで普通に泣きそうでした、予告だけで。