読了。「週刊朝日」に連載されていた、先日読んだ『退屈な読書』の第一弾。やっぱりエッセイなんだか書評なんだか、よく判らないんだけれど、そんなことは別にどうでも良くて、読んでたら異様にいい心持ちになってきて、まるで居酒屋で一杯引っ掛けているような気分になった。つまり、本と云う名のアルコールである。
以下、関係ない話。僕の実父とタカハシさんは、歳が二つ違いなのだけれど、恐らく僕の父は、今も昔もこんなに沢山本を読んではいない筈だ。精々実家にあったのは、『萩・津和野殺人ライン (角川文庫)』とか、西村京太郎のノベルスとかそれぐらいだったと想う。「だから何だ?」と云われたら、「タカハシさんみたいな親父だったら良かったなぁ」と云い返そうと想う。だって、本代の節約にもなっただろうし。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1997/10
- メディア: 単行本
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