chronic life

I can (not) have relations.

美女缶

オーディオコメンタリー付きも含めて、三回も観ちゃいました。いやー、素晴らしい。TV版に負けず劣らず切なかった。『STAND UP!!』の釈由美子じゃないけど、「青春だなぁ」って感じ。青春映画にして、恋愛映画の傑作。オマケにSF。
ぶっちゃけて書きます。ストーリーの展開、オチ、そしてラストシーンまでTV版と殆ど同じです。けど、時間的に倍以上になっているので、色々なところが細かく描かれていて、その分切なさも倍増。夏を舞台に、主人公の健太郎と美女*1のユキが、ゆっくりと心を交わしていくシーンなんか、もう本当に男の妄想*2を忠実に再現していて素敵過ぎる。好きな人と初めて過ごす夜。壊れたクーラー。夏祭り。金魚すくい納豆カレー。雨。そして別れ。夏の終わりが恋の終わり。切ない。切な過ぎる。
役者に眼を移すと、とにかく美女・ユキ役の吉居亜希子さんが滅法可愛くてねぇ、それだけでも充分に観る価値ありです。カットによっては、本当に半端ない美しさ。主人公の健太郎は、本当に何処にでもいそうな普通の大学生って感じで、そのリアリティがSF的な展開を見事に現実に着地させてるんですよねぇ。何より凡てが自然。健太郎の彼女であるマリも、登場シーンは少ないながら、独特の存在感で、ラストの展開も相俟って、正直泣かせます。後、主人公の隣人役がTV版と同じ役者さんで、結構笑わせてくれます。笑わせるだけじゃなくて、ストーリーの重要なキーポイントも担っている訳ですが。
と云う訳で、全肯定、大絶賛です。TV版を観て気になっている方、或いは僕の感想を読んで少しでも興味を持たれた方は、先ずはDVDをレンタルして観て下さい。嵌ればとことん嵌ります。僕もう、DVD買いそうです。筧昌也、要チェックやわー。
公式サイト:http://bijocan2.s141.xrea.com/

美女缶 [DVD]

美女缶 [DVD]

*1:便宜上こう書くしかない

*2:女の人の妄想はよく判んなくて