今更このメンバーでこんな話やってもなぁー。これが、観る前の正直な感想(予想)だった。で、実際観てみるとそんなに悪くなかった。まぁ、期待値が低かった所為かも知れないけど。
適材適所とはよく云ったもので、ベタさ加減では恐らく今クール一。それに合わせるように、キャストの地味さも多分……。キャスティングから話の運び方、今後の展開まで含めて、意外性は殆どないと想う。しかし、『水戸黄門』を観て「話がベタだ」とか「キャラがありがち」とか云うのは理不尽な訳で、そういうつもりで観れば気にならない。大いなる予定調和。安定感も一つの良さか。後は、山田優・上原美佐・北川弘美と云った若手女優を賑やかしで終わらせずに巧く使ってくれれば、もうそれだけで充分なんだけどなぁ。
一つだけ眼を引いたのは、期待通りオッシー。やっぱり押尾先生は、スカした役よりこういうちょっと間の抜けた役の方が合ってる気がするなぁ。『2001年の男運』とか『春ランマン』が好きだった身としては。
それにしても、時間ギリギリまでやり過ぎ(笑)。