chronic life

地下室の屋根裏部屋で

昨日の話で恐縮だが

かなり久し振りに、地元の知人から電話があった。「知人」とは云ったものの、殆ど「友達」と同等と想われる。何せ、幼稚園から中学卒業まで、ずっと同じクラスだったのだから。しかし、中学卒業以降は、5回位しか逢っていないので、自分の中ではすっかり存在感がなくなっていて、どうも「友達」と云う響きがしっくりこないのが正直な感想だ。どうして急に、そんな微妙な間柄の知人から連絡があったかと云うと、今年の年末に、中学の同窓会をやるので、帰って来る気はないか?と云う伺い――お誘いの電話だったのだ。想えば、もう地元には丸3年帰っていない計算になる。しかし、たかが3年である。それに、もう地元には帰る家などないのだ。そういう意味では、もう自分には地元などないと云っても過言ではないのかも知れない。世の中、過言ではないことが多過ぎる気もするが、まぁ気にしない。
で、結局その電話には多分無理だと返答しておいた。特に中学時代――と云うか中学まで――のクラスメートに逢いたい訳でもないし、たとえそれが高校だったところで、気持ちはさして変わらなかっただろう。それに第一、そんな金銭的な余裕はないのだ。まぁ、日程が今月29日だったと云うのも、断る要因の一つにはなったと想うが。だってそれでは、次の日有明に行けないではないか。結局それかよ、となると哀しいような気もするが。