chronic life

地下室の屋根裏部屋で

瑕疵なる絆

陰摩羅鬼の瑕』読書状況、現在第六章迄読了。頁数にして、約400頁程。残り約350頁。漸く半分を少し過ぎた辺りと云った処か。それにしても、世間ではそれ程評価が高いように想われない今作ですが、中々どうして僕は結構好きですよ。原点回帰と云うか、昔に戻ったみたいで、少なくとも某『宴』よりは好きかな(笑)。京極堂シリーズ(長篇)の中でも五指、或いは三指の中には入るのではなかろうかと想う。いや、それも又僕の勝手な夢想なのだ。たった今の想い付き。今案ずるに――ですよ。林羅山と同じですよ。或いは、マルティン・ハイデッガー*1か……?

*1:個人的にはハイデガーの方が好みなのですが