chronic life

I can (not) have relations.

メフィスト

第三十回メフィスト賞受賞当選確実の矢野龍王極限推理コロシアム』と竹本さんの連載『ウロボロスの純正音律』、そしてその他の小説以外を読了しました。取り敢えず取り急ぎはこんなものでしょう。一応、当初の目当てだったものには、全部眼を通した訳だし(笑)。
で、一番面白かったのは、喜国さんと国樹さん御夫妻の両マンガかな? だって、併せて単行本に纏められたものが発売されたら、絶対買おうと想ったもん(笑)。特に国樹さんの奴は、今回登場していたのが我が師匠――京極夏彦であったことも、少なからず影響していると想うけど……。
極限推理コロシアム』は、此処から先が非常に気になりますね。寧ろ、掲載されている処迄って、ノベルスとかで買ってたら多分斜め読み(笑)。僕はやっぱり、人が死んでからが好きな人種なもんで、そこ迄に状況設定の説明とかを余りダラダラされると、途中で興味を失ってしまうんです。とか云って、師と仰いでいるのが京極夏彦なんて、何だか矛盾してそうですけど(爆)。兎も角先が気になると云うことは、続きが読みたいってことですからね。多分買いますよ、ノベルスで出たら。意表を突いて四六判とかで出たら一寸考えるけど……。後、この後どれ位話を引っ張って、どれ位どんでん返しが起こるかも重要かも? このまま淡々と人が死んでいって、結局細かい論証の積み重ねで真犯人を指摘して終わり――とかだったら、あんまり読む気しないかも? やっぱこういう設定を持ち出して来たからには、それなりの大きな物語が必要でしょう?
処で僕は、一つ引っ掛かってることがあるんですけど、是ってやっぱり実は日本なの? じゃないんだとすると、加賀の腕時計は一体どうなってるんだ? いや、是も又瑣末なことか……。気にしないで下さい、はい。