chronic life

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いしいしんじ・石田衣良・伊集院静・歌野晶午・大岡玲・大崎善生・片岡義男・勝目梓・車谷長吉・玄侑宗久・小池昌代・佐伯一麦・佐野洋・重松清・高橋克彦・高橋源一郎・高橋三千綱・嶽本野ばら・筒井康隆・西村賢太・橋本治・蜂飼耳・平野啓一郎・古川日出男・星野智幸・堀江敏幸・又吉栄喜・三田誠広・矢作俊彦・吉田篤弘『極上掌篇小説』角川書店

新創刊号から『野性時代』に掲載されていた、三十人の作家による三十作の掌篇を纏めた掌篇小説集で、これまで全く読んだことのない作家の方が多いくらいだったんですが、何とも非常にバラエティに富んだラインナップで、内容的にも面白いものが多くて良かったです。何だか、短ければ短いほどその作家の個性が色濃く反映されるような気がして、とても不思議な読書体験でした。そんな中でも特に印象的だったのが、小池昌代「名前漏らし」、佐伯一麦「焼き鳥とクラリネット」、佐野洋「あり得ること」、高橋源一郎「凍りつく」、又吉栄喜「コイン」と云った辺りですかね。因みに、高橋さん以外は凡て初読の作家さんでした。他にも気になった方が何人かいらっしゃったので、これを機に読書の裾野が拡がればいいな、と想いました。