害虫

先週木曜の深夜にTV放送していた奴を、漸く観ました。塩田明彦監督、宮崎あおい主演。宮崎あおいがそこにいると云う一点において、一つと映画として成立している感じがした。いや、褒めてますよ（笑）。「人生いろいろ」とはよく云ったもので。
途中まで蒼井優に気付かなくて、「似てるなぁ」位には想ってたんだけど、声を聴いて漸く確信した。やっぱり声が印象的だなぁ、あの人は。意図的だと想うんだけど、結構宮崎あおいに似せてあって、それも惑わされた一因。それにしても、本当可愛くなったなぁ、蒼井優は。先週の『T＆D』とはまるで別人。以下、徒然に。
あの当たり屋の彼は一体誰？　どっかで観たことある気がするんだけど。途中流れるナンバガの曲の使い方が結構好き。こういうことってよくあるよね。伊勢谷友介は胡散臭いのがいいんだなぁ。田辺誠一もっと出てるかと想ったら、少ない場面でいいトコ取りって感じだった。ラストの唐突さが何とも云えず、いきなり後ろから突き落とされた感じ。まぁ、この終わり方しかなかったのかも知れないけど。
そんな訳で、好きな人は好き、判んない人には一生判んないような映画でした。僕はどうにも、そのボーダーに立っていたようですが。

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