chronic life

地下室の屋根裏部屋で

アイドルは死んだ

実は今、『当世偶像アイドル神話崩壊論序説』と云う、80〜90年代前半迄とそれ以降のアイドルのあり方の変化を読み解く、一寸した文章の構想を練っております。
何時誰が、どんな形でアイドルと云う名の偶像=神を殺したのか? アイドル界のユダは誰なのか? そんなことを考えたりしています。そして、アイドルが死んだ後に尚、アイドル的ガジェットで再構成された「アイドル的なもの*1」とは一体何なのか? それは実は、「新本格」ならぬ「新偶像アイドル」とも呼ぶべき存在ではないか? 誰もが過去のアイドルとの差異を感じ論じ乍ら、しかしそれを誰も「アイドル」と別の言葉では捉えようとしていない為に、余りに「アイドル」と云う言葉で表されてしまう存在の絶対数が増殖してしまったのではないか?
では、一体「新偶像」とは何なのか? それはどのような点で旧来のアイドルとは異なり、どんな点が素晴らしく、どんな処に問題を孕んでいるのか? そんなことをツラツラと想ったり……。
まぁ、僕の想う(現時点での)極論は、「松浦亜弥麻耶雄嵩」と「ソニン佐藤友哉」と云う、余りに有り触れた等式二つ*2な訳ですが……。この論については、もう少し煮詰まる迄考えてみたいと想います。

*1:「アイドル・シミュラークル」とか云ってみたりして

*2:モーニング娘。清涼院流水」とか「SMAP綾辻行人」とかもあるけど(笑