本書において、著者の森下くるみ曰く「インタビューというよりは対談、対談というより対話」しているのは、晶エリー、滝沢優奈、長谷川瞳、みづなれい、川上ゆう、大塚咲、彩花ゆめ、小澤マリアの八人である。著者自身も逡巡しているように、本書を一言で云い表すことは容易でないと思う。単純なインタビューや対談の文字起こしとは明らかに違うし、全く架空の文章と云う訳でもない。敢えて書くならば、森下くるみと云う人がディレクションした、文字によるドキュメンタリーとでも云えようか。
同い年と云うこともあって、長谷川瞳にはある種の特別な思い入れがあり、彼女の最近の動向が気になって本書を手に取った、と云うところが大きかった。他にも、晶エリーや大塚咲のことは見知っていたが、森下くるみを始めとしたそれ以外のメンバーはほぼ「初めまして」と云う感じであった。と、こんなことを書いても仕方がないのだけれど、「うまく脱力」した「らふ」な本書の感想としては、このような脱線や雑談があってもいいのではないだろうか。
個人的に、話をしてもらいたい女優さんはもっともっと沢山いるので、この続篇が出たらいいなぁ、と願うばかりであります。
![らふ らふ](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/513bWgx0uFL._SL160_.jpg)
- 作者: 森下くるみ
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2010/10/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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