2007年最後のエントリーは、「オレベス2007」第四弾《読書篇》です。今年の総読了数は、はてなに読書記録を書き始めてから最も少ない、127作でした。まぁ、確かに今年はかなりサボり気味な一年でしたね。しかし、まさか倖田來未で始まって山本周五郎で終わる一年になるとは、想ってもみませんでしたが。そんなこんなで、ベストテンです。以下、続きをどうぞ。
- 福永信『コップとコッペパンとペン』河出書房新社
- 作者:福永 信
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
- 伊藤計劃『虐殺器官』ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
- 作者:計劃, 伊藤
- メディア: 単行本
- 佐藤亜紀『ミノタウロス』講談社
- 佐藤正午『小説の読み書き』岩波新書
- 作者:佐藤 正午
- 発売日: 2006/06/20
- メディア: 新書
- 川上弘美『真鶴』文藝春秋
- 絲山秋子『エスケイプ/アブセント』新潮社
- 作者:絲山 秋子
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
- 山崎ナオコーラ『カツラ美容室別室』河出書房新社
- 前田司郎「誰かが手を、握っているような気がしてならない」(『群像』2007年10月号所収)
- 作者:前田 司郎
- 発売日: 2008/03/20
- メディア: 単行本
- 保坂和志『「三十歳までなんか生きるな」と思っていた』草思社
- 作者:保坂 和志
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 長嶋有『夕子ちゃんの近道』新潮社
次点は、三津田信三『作者不詳 ミステリ作家の読む本』、柴崎友香「主題歌」、仲俣暁生・舞城王太郎・愛媛川十三『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』辺りですかね。もうね、自分がどういう種類の本読みなのかよく判らなくなってきましたね。それは多分、矛盾するようですが、自分が好きそうな本が少しは判るようになってきたせいだと想います。まぁ、どういうことなのかは自分でも巧く説明出来ないんですが、とにかくそういうことです。