……震えた。痺れた。立ち上がれなかった。
実質兄弟のいない僕でさえ、こんなに心を乱されたのだ。どんな立場や状況であれ、兄弟姉妹を持っている人が観たら、一体どれだけ気持ちが揺さ振られることだろうか。最早、僕には想像も及ばない。それほどまでに、素晴らしかった。文字通りの意味において、深く感動した。今年のマイベストは、ほぼ『嫌われ松子の一生』で確定だろうと想っていたのだけれど、『ゆれる』ヤバい! 本当に、良かった。オダギリさん、最高。香川さん、最高。伊武さんも蟹江さんもキム兄もトモロヲさんも瀧さんも新井さんも真木さんも、皆、最高。そして何より、西川美和監督、最高でした。あぁ、未だに心が揺れ続けている――。
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- 作者: 西川美和
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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