群像 9月号

図書館で読んできました。一部で局所的に話題の「僕たちのスーパー小説」と、『子供たち怒る怒る怒る』と『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の書評だけですが。
佐藤さん最高。喋ってる姿が眼に浮かぶよ。けど、佐藤さんの云ってる「スーパー小説」ってのは、とっても判る気がします、僕。「スーパー小説」書きたいですよね、やっぱ。それと、佐藤さんが『鉄鼠』好きなのは、鈴子のせいなんじゃないか？と邪推。
乙さんが滅茶苦茶いいこと云ってる。「宗教と科学の子供」の件なんか、ちょっと鳥肌立った。しかし、乙さんの小説の書き方とか聞くと、ちょっと読む気が減じると云うのも正直なところ。それに何かこのままだと、乙さんは乙さんとしてはもう小説は書かないんじゃないか、と云う危惧がないでもない。
島本さんの云いたいこともよく判る。って云うか、誰の意見もよく判るんだけどさ。誰も疑問に想うようなことを云わないってのが、読んでて非常に心地良い。島本さんの本も、是非読んでみようと想いました*1。
いつかこういう座談会に出て「僕のバックボーンはドラマなんですよ」って超云いたい。

群像 2005年 09月号

*1:そのつもりで暫く前から図書館に予約を入れているのですが、なかなか回ってこないのですよ、これが