chronic life

I can (not) have relations.

瑠璃の島/第一回

日テレ、力入れてんなぁ。キャストは豪華*1だし、画は綺麗だし。そんなに期待してなかったんだけど、結構面白かったです。そりゃあ、もう一本の方があんな手抜きみたいになるよなぁ。ええ、かなり毒吐いてますよ。
脚本は、昨年ドラマ版『世界の中心で、愛をさけぶ』で、僕から涙を搾り取っていった森下佳子氏。今回も初回から、なかなか感動させてくれる展開になりました。
主演の瑠璃ちゃんは、髪を切って一気に小学生らしくなって、前半とのコントラストがよく出てて巧かった。「客観的」ってフレーズを繰り返し使っていて、それが巧く彼女のキャラクターを表してると想った。また、彼女の夢のシーンが哀しくてね。その時の西田さんが本当いいんだ。あの哀しい夢が、初回のベストシーンだと想った。
緒形拳いい仕事するなぁとか、あまりに今更のことを想ってしまった。いい役者さんですね、本当に。彼の役が、変に瑠璃に迎合してないから、話が締まってるんですよねぇ。両方云いたいこと云い合って、ある意味似た者コンビって感じですが。
実話を基にしたストーリーらしいけど、恐らく竹野内さんの役は完全オリジナルでしょうね。と云うか、出番少ないのにいいトコ持って行き過ぎですよ、竹野内さん。この辺りも、役者の使い方が豪勢だなぁ、と。要は、メインの瑠璃の話と彼の役(のバックボーン)が、今後どんな風に絡んでいくのかってのが、このドラマが成功するかどうかの鍵になりそうです。つーか、荷物どうしたんだろう? あそこに置きっ放し?
小西さんはまた、こういう冷たい感じの役がよく似合う。けど、ただ単純に冷たいって云うよりは、何か別に島を出たい理由があるようにも見えた。これから瑠璃とのやりとりで、その辺が徐々に明らかになっていくのではないかと予想。
他にも言及したい役者さんが沢山いたんですが*2、後は今後の展開に任せると云うことで。想いの外、楽しませていただきました。しかし、案外長くなったなぁ。

*1:このクールはキャストが豪華な作品が多い

*2:小日向さんとか倍賞さんとか平泉さんとか勝村さんとか井川さんとか西山さんとか……って、やっぱ多い!