2004-07-03 見たい。匣の中が見たい。 雑記 関口巽宜しく、僕は粘菌のように生きますよ。師匠も仰っているけれど、彼には一つもいい処が無くて、一つも良く書かれていないのに、それでも惹かれる人は惹かれるのです。だから僕は、京極堂や榎さんのような人気や好かれ方は望みません。唯、関口のように生きて、関口のように漂っているのです。猿だ鬱だ馬鹿だと罵られても、僕は一向に柳の心地です。 捻くれた奴だ。ならば、一番幸福から遠いのは君だ。そして、私だ。 『魍魎の匣』を、再読してしまった――。