chronic life

地下室の屋根裏部屋で

拍子抜け

何だかあっさり、雨が止んでしまった。今朝の台風最接近を過ぎると、程無く天候も持ち直しているようだ。勿論、つい先日迄の異常な陽気、或いはこの時季の平均に較べれば、今でもよっぽど寒いのだろうけれど、雨が止んでしまったのは、どちらにしても物哀しい。いや、雨は厭だった筈なのだ。今日は夕方から又出掛けるし、傘を持って行くのは本当に厭だった。しかし、天変地異の前兆かと想われるような、突然の地震に寒気、豪雨。それ等が、私に世紀末的興奮を齎していたのも、確かに事実だった。嗚呼、虚しい。どうせなら、あのまま滅んでしまっても良かったのに、人類なんか……。