chronic life

地下室の屋根裏部屋で

哀しい時、涙を流すようなことは、もう暫く無い気がする。最近は大抵、ドラマとか映画とか観乍らか、音楽聴き乍らか、本読み乍らだから(笑)。それに、実際に自分の身に降り掛かった現実の話としても、大抵は悔し泣きか、嬉し泣きだった。けど、最近それも無いような気もする。兎に角、感情が昂ぶるのは、幻想とシンクロしている時だけ。ギャルゲーをして、ヒロインに萌えたり、本気で好きになったりするのは善く判らんけど、ドラマの役にのめり込んで、同情したり親身になったり、或いは本気で気に掛かったりするのはかなり判る。まぁ多分、お互い様なんだろうけどね(笑)。
そんな私が、久し振りに現実の話で泣きそうになっていた。リアルな友人のことである。何かに追い詰められてる。激しく悩み苦しんでいる。しかし、自分には何も出来ない。話を凡て聞くことさえ出来ない。近くに居て、宥めることも出来ない。心も距離も、遠過ぎる。それも凡て、僕の責任なのだが……。