chronic life

地下室の屋根裏部屋で

デリダ

の『グラマトロジーについて』を、読んでみたくなった。又、簡単に影響を受け易いのだ、私は。東氏の著作にも、デリダは取り上げられていたし、前から興味もあった。しかし、中々自分で購読する処迄は至らない。何故なら、他に欲しい本が山のように――勿論、買っても読んでいない本も同様に――沢山あるからである。だから、目先の欲に負けてはいけない。今手にしているこの本――堺屋太一『巨いなる企て』の方を先に片付けなくては……。そして、この本を薦めた友人と先輩に、ほんの少しだけ逆恨みの情を残そう。