これまで読んできた本たちは、わたしの脳内の「あー、面白かった」というカオスの中で、真夏の湘南で海水浴に興じる人たちのごとく芋洗い状態。その意味で「なんだ、これ?」「すごいじゃん、これ」というだけで集めたものを雑然と並べていた、かつてのコレクターたちの部屋と同じなのです。(p.299)
何かに対する予習、と云う側面も否定は致しませんが、やっぱりトヨザキ社長のブックレビューはある意味、天才的だなと想いました。途中までは「この本、読みたい!」と想ったところに一つずつ付箋を貼っていたんですが、あまりの収拾の付かなさに、半分手前でもう諦めてしまいました。こんなこと書いちゃあ身も蓋もないんでしょうけど、どうせ気になった本を全部読める訳でもないですしねぇ。今回はちょっと、海外ものに偏っていたように想われたので、もっと国内小説を!と想ったのですが、『文学賞メッタ斬り!』シリーズもありますし、これぐらいのバランスで丁度いいのかな、と云う気も今はしています。とにかく、本が読みたいです、凄く。
- 作者: 豊崎由美
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (32件) を見る