面白かった。面白かったんですが、驚きはなかったかなぁ。要は、想像の範囲内と云うか「多分これくらい面白いんだろうなぁ」と云う枠から、はみ出ることは殆どなかったな、と。何と云うかまぁ、これは本当に極個人的な意見ではあるんですが、僕にとっては乙一とかと同じようなポジションになってしまうような気がしました。巧いし面白いのは判ってるんだけど、敢えて僕が追っ掛けることはないかな、と云うような感じの。それにしても、これだけ面白いのに「惜しい!」と想わせてしまう森見登美彦と云う作家は、一体何者なのだろうか。しかし、この「黒髪の乙女」の語りと云うのは、『世界でいちばん醜い子供』を読んだ後では最早、ちょっと刺激が足りないなぁ。こんなのまだまだ、まとも過ぎる!

- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: 単行本
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