タイトルは見出しの通りなんですが、内容的にはほぼ『紀子の食卓』でしたね。まぁ、紀子の名前が「さやか」だったり、良やデザートに関する記述が詳細だったりと、映画と異なる部分も少なくなかったんですが、細かい台詞やモノローグなんかは殆どそのまま映画に活かされているので、読みながらかなり鮮明に映像をイメージすることが出来ました。特に、終盤のゆか(というかヨーコ)が他の三人に語りかける(映画では絶叫に近かったけれど)シーンは、何回観ても殆ど言葉が聞き取れていなかったので、これで漸くしっくり来ました。あー、そうか。こういうことを云っていたのか、と。やっぱり素晴らしいなぁ、いやはや。さて、次は映画の方の『自殺サークル』を観ますかね。
- 作者: 園子温
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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