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文学賞メッタ斬り!リターンズ/大森望・豊崎由美/PARCO出版

云わずと知れた『文学賞メッタ斬り!』の続篇です。正直、前作に比べてあまりいい評判を見掛けなかったんですが、僕は寧ろ本作の方が面白かったです(と、正面切って断言出来るほど、前作のことを鮮明に憶えている訳でもないのですが)。前作はやはり、「各文学賞の紹介」と云う面が強かった印象が残っていて、今回はそれがない分かなりすっきりしたような気がしました。「ROUND4」に関しては、殆ど再読と云った感じだったんですが、個人的には「ROUND3」や「ROUND5」みたいなノリが結構好きなので、一冊の読み物としては充分に楽しめました。唯一残念だったのは、これなら芥川賞直木賞のレース予想と同様に、ネット上で公開された「『メッタ斬り!版』本屋大賞」の予想と選考も、再録してくれれば良かったのになぁ、と云うことでした。まぁ、そうすると微妙に「ROUND5」と被ってしまうので、敢えて控えたのかも知れませんが。後は、やっぱり島田雅彦の作品を読んだ方がいいかなぁ、と。島田さんの作風と云うか、文壇に置ける立ち位置みたいなものをもっとちゃんと把握しておいた方が、「ROUND1」とか「ROUND4」のZ文学賞についての鼎談はより楽しめたでしょうし。それにしても、中原昌也は(ry。

文学賞メッタ斬り!リターンズ

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