卑怯者の君へ、怠け者の君へ、
嘘つきの君へ、臆病者の君へ――。
と帯に書いてあるんですが、「これってどう考えても俺のことじゃん!」と何の疑いもなく想ってしまうような僕は、見事に撃沈させられてしまった訳です。浅野いにお、最高! とても率直に云うと、読む度に最新作が最高傑作に感じられるのは、少なくとも僕にとってはこの人くらいしかいないんじゃないだろうかと想ってしまいます。それだけ、浅野さん自身がシンカ*1していると云うことなのか、僕とのシンクロ度がどんどん上がってきていると云うことなのか、或いは全く別の要因なのか、そこは何とも云えませんが。って、中身についてはちっとも触れていないんですが、そんなこと出来ないし、したくないです。読めばいいんです、読みたい人が。そして、感じたことが答えなんです。答えとか、そういうことじゃあ全然ないんでしょうけどね。
長くなりそうなのを、無理矢理短めに纏めてみました。まぁ、纏まってないですけど。取り敢えず、「ひより」ってのは誤植らしいです*2。い、一番の謎が……。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2006/07/26
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 185回
- この商品を含むブログ (362件) を見る
*1:進化・深化・新化などなど