chronic life

I can (not) have relations.

ZOO

もっと早めに観ておけば良かったシリーズ、第何弾かよく判りませんが、そんな感じで面白かったです。全体の感想と云うのは殆どないので、以下各短篇についてダラダラと。長くなりそうだし、内容にも結構触れると想うので、畳んでおきます。あ、そうそう。レンタルなのに特典映像が充実していて良かった、と云うのが全体についてのほぼ唯一の感想ですかね。

ZOO [DVD]

ZOO [DVD]

カザリとヨーコ

松田美由紀怖っ! もうね、不条理ですよ、全く。小林涼子もとても熱演していて、役者的にはかなり良かった。ただ、全体的にちょっとシリアス過ぎると云うか、社会問題っぽい切り口に感じられたのがどうかなぁ、と想った。いや、シビアなのはいいんだけどシリアスなのはどうかと想う、とかそれくらい微妙な話ではあるんですが。

SEVEN ROOMS

オチをすっかり忘れていたのもありますが、最後まで手に汗握る展開で、五篇の中では一番好きかなぁ。市川由衣須賀健太姉弟も、かなり頑張っていたと想う。まぁ、元々二人とも好きな役者さんですけどね。それに、他の部屋の面子に佐藤仁美やサエコ高橋真唯、それに木南晴夏なんかもいたりして、僕的には結構豪華なキャスティングだなぁ、と想いました。ラストはちょっと泣きそうになった。

SO-far そ・ふぁー

何だかんだ云って、この頃の神木君は神懸かってるなぁ。素晴らしい。完全に、哲太さんと杏樹さんを食ってますよ。実はこれもネタを忘れていて、口論のシーン辺りで漸く想い出したような次第です。原作の『ZOO』の中では、多分これが一番好きな作品だったんですが、その期待にしっかり応えたいい出来だったと想います。

陽だまりの詩

うーん、良かった。けど、あんまり書くことがないと云うか。恐らく原作にもかなり忠実だっただろうし、アニメの感じも良かった(アニメに関しては、これ以上の語彙がない)。そうそう、特典映像の古屋兎丸さんが描いた絵コンテギャラリーが結構楽しめました。絵コンテ描くのって、面白そうだなぁ。

ZOO

観終わった直後に、想わずこれだけ原作を再読してしまいました。要は、これまでの四篇がほぼ原作に忠実と云ってもいい内容だったのに比べ、どうにもこれだけオリジナル度が高いように感じたんですが、当の原作のことを殆ど忘れてしまっていたので、これはただ僕の頭が呆けているだけなのか、やっぱり原作とはかなり違うのか、それを確認したかったので。でまぁ、僕の知る限りではあまり評判の良くなかった理由も大体判りました。所謂、日本映画っぽ過ぎるんでしょうね、これは。しかも、ミニシアター系と云うか。けど、そういうの好きなんですよね、僕。なので、これだけ乙一の原作とか関係なしに、普通の短篇映画としてもう一回観てみました。そうすると、これはこれでアリだなぁ、と。ムラジュンも格好いいし。シマウマって何だよ!って感じとかも、結構好きです。ただ、同じキャストで原作に忠実なヴァージョンも観てみたかったかなぁ、と云う気はしますが。