chronic life

地下室の屋根裏部屋で

オーデン詩集/W.H.オーデン/思潮社

読了。「詩集」と名の付くものをこんなにちゃんと読んだのは、一体いつ振りだろうか、って想うくらい久し振りに詩を読みました。けどまぁぶっちゃけ、ウリオさんに薦められて、詩の後に載っている「読むこと」と云う評論・エッセイが読みたかっただけなんですが。なので、先ずはそちらの感想を。これはもう本当に、とても素晴らしかったです。深い感銘を受けました。もう何と云うか、こんなところでチャラチャラ本の感想もどきなぞ書いていてはいかんな、と反省したくらい。本を読む、その感想(らしきもの)を書く、或いは自ら創作する、そういうことについて少しでも自覚的な方は、是非是非一度目を通していただきたいと想いました。しかし、薦めてるのが僕とウリオさんと云うのが、何とも……ねぇ(苦笑)。本当にお薦めなんですけどねぇ。
詩の方は、正直感じると云うか、フィーリングの部分でしか読み取れなかったので、あまり多くは語れないなぁ、と。特に好きだったのは、「流れ」と「いとしく、捉えにくい」、それに「重苦しいデート」や「大事なことは大事に」辺り。

オーデン詩集 (海外詩文庫)

オーデン詩集 (海外詩文庫)