chronic life

地下室の屋根裏部屋で

浦賀さん、すいません

昨日の最後の日記を書いてから、就寝する迄の間に「Ⅱ」を、そして今日仕事から戻って来て今迄の間に「Ⅲ」を読了。勿論、長期懸案事項となっていた『彼女は存在しない』のことです。それにしても、あれ程迄に読みあぐねていたのが丸で嘘か夢か幻でもあるかの如く、一度話に入ると読むのが止まらない位面白い。何だかもう、激しい運動の後にミネラルウォーターをラッパ飲みする時のように、文字が言葉が文が章がそして話の流れが、スルスルと心地良く流れ込んで来るのです。いや、是は本当にこんなに引っ張って申し訳なかった、自分。こんなに面白いのなら、もっと早くに、ちゃんとしっかりとサッと読めばよかったなぁ。しかし、その分今是だけ楽しんでいるのだから、差し引き零かな――と、一寸だけ自分を宥める仕草。よし、絶対今夜中に読み終わるぞ。つうか、読まずに眠れるものか、是程面白いと云うのに……。